
子供のプールバッグが欲しいけど、なかなか好みのデザインが見つからない

雨の日用で防水のバッグを作ってみたい
とお悩みの方はいませんか?
★ 子供のプールバックを作りたい
★ 雨の日に濡れても大丈夫な防水バックを作りたい

小学生の娘にプールバックとしても使える防水バックを作ったので作り方などを紹介していきます
作ったバッグの紹介
小学校でプール授業が始まる為、プールバッグを探しましたが、なかなか娘好みの可愛いバッグが見つからず、娘が好きなキャラクターの生地で作りました。
著作権がある為、キャラクター部分は、モザイクにしていますので、ご了承ください。
完成サイズ | 縦 約29cm 横(上部分)約42cm 横(下部分)約30cm マチ 約12cm |
【表面】
表地、持ち手は、ラミネート加工生地を使っています。
水をはじくので、プールバッグや雨の日用のバッグに最適です。

底部分もラミネート加工生地を使用しています。

キャラクター部分は、半つや消し片面加工のラミネート生地。
くすみパープル色の持ち手、底部分などは、つや消し片面加工のラミネート生地。
つや消しのラミネート生地の方が縫いやすいです。
つや有りのラミネート生地で縫いにくさを感じる方は、つや消しタイプのラミネート生地をおすすめします。
【内側】
内側は、撥水加工がされているナイロン生地を使用しています。

入り口は、ファスナーをつけています。
物を入れやすいように、ファスナーを長くしました。

ラミネートバッグの取り扱い注意点
ラミネート生地は洗濯NGです。
アイロンもNGです。
表面のビニールコーティングが剝がれてしまう原因になりますので注意して下さい。
汚れは、タオルにお湯を含ませ、しっかり絞ってから、拭いてあげましょう。
紫外線や湿気が原因で黄色に変色して劣化してしまう可能性がありますので、保管する時は注意しましょう。
プールバッグとして使ったり、雨の日で濡れてしまった時は、拭くだけではなく、室内干しをして、湿気を逃がしてあげる事をおすすめします。
用意するもの
表地 | ラミネート加工生地 上部分 45×32cm 2枚 底部分 45×16cm 1枚 |
裏地 | ナイロン生地(撥水加工) 45×68cm 1枚 |
見返し | ラミネート加工生地 45×6cm 2枚 |
持ち手 | ラミネート加工生地 40×12センチ 2枚 |
ファスナー(大) | 50cm 1本(3cm幅) |
ファスナーの両端 | ラミネート加工生地 5.5×6.5cm 2枚 35×6.7cm 4枚 |
スムース押さえ | 滑りよく縫えるミシン押さえです。 |
クリップ | 100円ショップで購入できます。 |
ラミネート生地を縫う時は注意が必要
ラミネート加工生地は、オックス生地などの生地を縫う押さえを使用すると縫いにくいです。
縫う時に滑りにくく、目詰まりなどの原因になります。
ビニールや革が縫いやすいスムース押さえに交換してから、縫う事をおすすめします。

スムース押さえがない時の代用
スムース押さえがない時は、押さえに滑りを良くする工夫が必要です。
・押さえに、マスキングテープを貼る
・トレーシングペーパーの上から縫う
ミシンの針板にもマスキングテープを貼ると貼る前よりは滑りやすくなります。
この時、送り歯には貼らないように注意して下さい。

表地のラミネート生地はランチマットサイズ生地購入で時短
私は、表地のラミネート加工生地の底部分以外は、ランチマットサイズで販売されている生地を2枚購入して作りました。
自分で切らなくてすぐ使えるので、時間短縮にもなるかと思います。
作り方
ラミネート生地、ナイロン生地はアイロンは使用できませんので、ご注意下さい。
ラミネート生地は、滑りにくく縫い目が詰まりやすいので、縫い目調節は「3」くらいがおすすめです。
①表地を縫い合わせる
上部分と底部分の表地を縫い合わせていきます。
柄に向きがある時は、逆にならないように気をつけましょう。
縫い始めと終わりは返し縫いをして、糸のほつれを防ぎましょう。
返し縫いとは…縫い始め1cmくらい縫ったら、後ろに戻って縫って、さらにその上から縫う事で縫い目が重なり(3回)、糸がほどきにくくなります。
縫い終わりも同じように返し縫いをしましょう。

生地を中表にして、縫い代1.5cmで縫っていきます。
中表とは…生地の表面が内側になるように合わせることです。
ラミネート生地を押さえる時は、針だと穴があいてしまうのでクリップがおすすめです。
百均で購入できます。


反対側も同じように縫っていきます。


両方、縫い合わせました。

縫い合わせたら、柄向きは、リンゴの絵のようになります。

縫い代を表地の上部分(柄の方)にたおして、端ミシンをしていきます。
端ミシンとは…生地端のキワを縫うステッチのことです。

縫い代をたおす方向が間違っていないか注意しましょう。

縫い代をたおした表地の柄部分を2mmくらいで縫っていきます。


反対側も同じように縫っていきます。両方端ミシンができました

②持ち手を作る
持ち手用に切った40×12cmの生地2枚を用意します。

半分に折って、中心に折り目をつけます。


中心線にあわせて、両端を折ります。


両端を折ったら、さらに半分に折って、クリップで止めます。


縫い代2mmから3mmくらいでグルっと縫っていきます。

残りの1枚の生地も同じように作って、2本完成です。


③持ち手を仮止めする
表地を半分に折って、中心がわかるように折り目をつける。
中心から6cmのところに持ち手をクリッブで止め、縫い代0.5cmで仮縫いしていきます。
この時、表地から少し出して仮縫いしてください。

持ち手もねじれないように注意してください。

仮縫いしました。

反対側も同じように仮縫いしましょう。
④表地のマチを切る
生地を中表にして半分に折って、クリップで止めます。
この時、切り替え部分を先にあわせてから、半分に折りましょう。



縦5cm、横6.5cmで印を書いて、両端を切っていきます。



両端、マチを切りました。

表地の両サイドを縫う
縫い代1.5cmで縫っていきます。

両サイド、縫い代1.5cmで縫いました。


表地のマチを縫う
切ったマチ部分を合わせます。

縫い代、1cmで縫っていきます。
両サイドを縫った縫い代は、開いて縫います。

ラミネート加工生地で厚い生地なので私は、開いた両サイドの縫い代部分も縫い始めと終わりと同じように、ほつれ防止で返し縫いをしています。

マチを両方縫いました。

ファスナーがぬけないように処理する
ファスナーが抜けないように両端に生地を縫いつけます。
ファスナーと5.5×6.5cmに切った生地2枚用意して下さい。
ファスナーは、縫う時に邪魔にならないように真ん中あたりに移動しときましょう。
ファスナーの表とラミネート加工生地を中表にして、ファスナー端は少し出して置きます。

ファスナー幅に合わせて、生地を折りクリップでとめます。

ラミネート生地から、縫い代1cmで折った上から縫います。


生地をたおして、反対側にします。



上を少し折って、重ねます。
重ねる時は、表裏のラミネート生地がそろうように重ねましょう。



グルっと縫っていきます。
ラミネート生地が重なり合って厚くなっているので縫いにくいです。
ゆっくり縫っていきましょう。


反対側も同じように縫っていきましょう。

ファスナーの両サイドに生地を縫いつける
処理したファスナーと35×6.7cmに切った生地4枚を用意しましょう。

まず片側から生地をつけていきます。
ファスナーと生地それぞれに真ん中に印をつけておきます。
半分に折って、真ん中の折り目に印をつけといて下さい。
ファスナーと生地の真ん中を合わせて、生地は表が上にして、その上にファスナーも表側が上にくるように置きます。

次にファスナーの下に置いたラミネート生地と中表になるように、もう1枚のラミネート生地(表が下にする)をファスナーの上に重ねます。

生地の端を1cmくらい折ります。

全ての生地端を同じように折っていきます。


赤い印を縫い代0.7cmくらいで折った部分も一緒に縫います。
ファスナー幅が3cmなので0.7cmが良いですが、縫いづらかったら、0.5cmでも大丈夫です。
中表にした生地2枚とファスナーを全て一緒に縫うので、ズレないようにクリッブをずらしながら、ゆっくり縫っていきましょう。
ズレるのが心配の方は、まず生地1枚をファスナーに仮縫いしてから、もう1枚の生地を重ね合わせて、仮縫いの縫い目にそって縫っても良いかと思います。


赤い印を縫ったら、生地を画像のように反対側にたおして、クリッブでとめときます。

上記と同じように、もう片方も縫っていきます。


ファスナーと生地を縫い合わせたら、生地を反対側に折って、クリッブでとめて、赤い印部分を2~3mmくらいで縫います。

縫う時にファスナーが邪魔でしたら、クリップでとめておくと縫いやすいです。

赤い印部分を縫いました。


裏地のマチを切る
生地を半分に折って、縦5×横6.5cmで印を書いて、マチを切ります。



裏地とファスナー部分を仮縫いする
裏地とファスナー部分の真ん中がわかるように、半分に折って印をつけときましょう。
裏地の表が上になるように置き、裏地とファスナー部分(表が上)の真ん中を合わせてクリップでとめます。

クリップでとめてないファスナー部分を反対側の裏地の方へ動かして、同じようにクリップでとめておきます。


クリップでとめた部分を5mmで仮縫いしていきます。

両側仮縫いしました。


見返しをつける
見返し生地(45×6cm)2枚用意しましょう。

見返し生地の表を下にして、上に重ねてクリップでとめます。

反対側も同じようにとめます。

クリップでとめた部分を両側縫い代1cmで縫っていきます。

縫いました。


見返し生地をひらいて、2mmくらいで押さえミシンをしていきます。

縫い代は一緒に縫いたいので、縫い代をたおす方向に気をつけましょう。

2mmくらいで縫っていきます。

縫いました。反対側も同じように縫っていきましょう。


縫った見返しを合わせてから、クリップでとめます。


両サイドを縫い代1.5cmで縫っていきます。
この時、片側のどっちかに返し口をあけて縫って下さい。
10cmくらいあけると返しやすいかと思います。


両サイドを縫う時にファスナーがとびでてきてしまうので、一緒に縫わないように中に入れて、ゆっくり縫っていきましょう。

両サイド縫いました。

返し口はあけて、縫ってます。

裏地のマチを縫う
基本、マチを作る時など縫い代をひらきます。
しかし、ラミネート生地やナイロン生地のようにアイロンを使えず、折り目がきれいにできない時は、縫い代をひらかないで私は縫う時もあります。
縫い代をひらいて縫う時は、ひらいた部分も返し縫いをした方が良いかと思います。
今回の裏地は、ひらかず縫っていきたいと思います。
裏地は縫い代をひらかないで、どっちかにたおして縫っていきます。
両方のマチのたおす方を同じ方向にたおれているか注意して縫っていきましょう。


両方縫いました。

マチの上部分は、ほつれ防止でジグザグ縫いをしています。

表地と裏地を縫い合わせる
裏地をひっくり返して、外側に表がくるようにます。

表地は、外側が裏。
裏地は、外側が表。になるようにしましょう。

裏地を表地の中に入れます。

裏地を中に入れた時、表地と裏地が中表になります。

両サイドの縫い代部分を合わせてから、グルーっと表地と裏地をクリッブでとめていきます。


クリップでとめた部分を縫い代1.5cmで縫っていきます。
この時、持ち手部分がまがって縫わないように気をつけましょう。
私は、生地の両サイドの縫い代部分と持ち手部分も縫い始めと縫い終わりと同じように返し縫いをしています。

持ち手部分を返し縫いした画像です。

グルっと縫っていきました。

裏地の返し口から表地を出していきます。





返し口を縫ってとじます。
まつり縫いで縫うか、ミシンで縫うかお好みで縫って下さい。
私は、ミシン縫いにしました。
この時、ミシン糸が目立ちにくい黒色に変えて縫いました。

返し口を縫って、とじました。

裏地を表地の中に入れて整えます。

上部分を押さえミシン縫い代5mmくらいでグルっと1周、縫っていきます。

縫いました。

最後の縫い終わりは、返し縫いをした後、長めに糸を切って、表地に出ている糸は、縫い針に糸を通して、裏地の方に糸を出してから、玉どめをしています。
返し縫いだけでも、ほつれ防止になるので、玉どめはどちらでもお好みでやって頂いて大丈夫です。

完成です。



最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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